⑰自分の心のスペースを知ることで相手を思いやれる

2024年12月12日2025年2月4日

人間関係において、相手の気持ちを理解したり、思いやりを持った行動を取ることは重要ですが、そのためにはまず自分の心のスペースを知ることが欠かせません。忙しい日々の中で、自分の気持ちや限界を無視してしまうと、知らず知らずのうちに相手との間に溝を作ってしまうことがあります。

この記事では、自分の心のスペースを理解することの重要性と、それがどのようにして相手への思いやりにつながるのかを掘り下げます。私自身の経験や具体的な方法も交えて、実践的なアプローチを紹介します。

自分の心のスペースとは？

心のスペースとは、自分の気持ちや考えに余裕を持てる状態を指します。これが狭くなると、相手の言動を受け入れたり、共感する力が低下します。一方、スペースが広がると、自然と相手を思いやる行動が取れるようになります。

例えば、仕事が立て込んでいるとき、家族がちょっとしたお願いをしてきただけで「今忙しいんだから！」と怒りたくなることはありませんか？それは、自分の心のスペースが狭くなっているサインです。このような状態では、相手を思いやる余裕を持つのは難しいでしょう。

私も以前、家族の世話や仕事に追われるあまり、自分の時間を全く取らずに過ごしていた時期がありました。その結果、イライラが溜まり、家族に対してつい冷たい態度を取ってしまったことがあります。

まずは、自分の気持ちや体調を正直に認識することが大切です。「今、自分は疲れているのか」「不安を感じているのか」と自分に問いかけてみましょう。

毎晩寝る前に「今日一日、どんな気持ちだったか」を振り返る時間を持つようにしました。これを続けることで、自分の感情に敏感になり、心のスペースが狭まる前に気づけるようになりました。

忙しい日々の中でも、小さな休息を意識的に取り入れることで、心のスペースを保つことができます。

仕事の合間に数分間、窓の外を眺める時間を作るようにしました。この小さな習慣が、気持ちをリセットする助けになっています。

他人を思いやるためには、まず自分を満たすことが必要です。趣味や好きなことを楽しむ時間を持つことで、心に余裕が生まれます。

私は週に一度、自分の好きな焚き火を囲む時間を持つようにしています。この時間が、自分をリフレッシュさせ、家族や同僚に対して穏やかな態度で接するための土台になっています。

心のスペースが広がると、次のような形で相手への思いやりが生まれます。

私の家族とのエピソードですが、心のスペースを広げるために休息を意識した結果、子どもが些細なことで泣いてしまったときも「どうしたの？」と落ち着いて話を聞けるようになりました。そのおかげで、子どもも安心して自分の気持ちを話せるようになり、親子関係がさらに深まりました。

自分の心のスペースを知ることは、相手を思いやる第一歩です。忙しい日々の中でも、自分の感情や体調に気づき、小さな休息や自分を満たす時間を意識的に取り入れることで、心のスペースを広げることができます。

その結果、家族や同僚、友人に対してより優しく接することができ、人間関係が豊かになるでしょう。この記事で紹介した方法をぜひ試してみてください。それが、あなた自身と周囲の人々の幸せにつながるはずです。

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Ｘフォロワー数1万人。3ヵ月のインプレッションは1億越え。
心理的安全性アドバイザー協会合同会社代表。民間資格自社発行。
サンクチュアリ出版社様からお声がけいただき講演実績あり。
3才と0才の育児、家事をこなし、愛妻家。毎朝3時に起きて心理的安全性を文化にするために活動中です。